縁 訪問相談

スタッフブログ

2020.8.14

【コラム】燈台下暗し・・・

こんにちは。
相続相談サポートセンター縁の山田です。

今日は、わたしの親戚のお話をしたいと思います。

その親戚(以降、Aさん)というのは、わたしが相続を専門に様々な活動をしていることも知っており、その仕事内容や相続に関する制度についてなども熱心に聞いてくれる人だったので、まさかこんな落とし穴に陥るとは、思ってもみませんでした。

先日、Aさんが疲れた顔をしているので、どうしたのか尋ねると、

「嫁の実家でおばあちゃんが亡くなったんだけど、親族が集まってご飯を食べているところで、おばあちゃん名義の田んぼがあるから、その登記をしないといけないっていう話になったんだ」

とのこと。

「きみから、相続のいろんな話を聞いていたから、ひとつ自分でやってみようと思って、『ボクが手伝います!』って名乗り出たんだけど・・・」
「分からないところは法務局で聞けばいいやと思って、法務局に質問に行ったら、『事前予約制ですので、当日に来られても、後日の予約をしていただくのみになります』って言われて、仕方なくその日は予約だけして帰ってきたんだ」

「で、予約の日に、ある程度分かるところまで遺産分割協議書とか登記申請書とか作って持っていったんだけど・・・・」
「あれこれ直されたうえに、『これでもう書類に問題はないですね?』って念押ししたら、『登記申請の審査は、捺印書類が提出された後にしか行えませんから、まずは署名・捺印が終わった後の書類を持ってきてください』って言われて、大丈夫っていう確約はくれなかったんだわ」

「結局、別の日に、みんなに署名捺印してもらった書類を持っていったら、ハンコが不明瞭だとかで突き返されるし、『そんなにあれこれ言うんなら、よく解ってるあんた方が書類作ってくれたらいいじゃないか』って言っても、『それは司法書士さんにお願いしてください』って木で鼻をくくったようなことしか言わないんだわ・・・ホントに『相談』しかしてくれないんだね、法務局って。大変だったよ、もう・・・・。」

いろいろ動く前に、相談してほしかったなぁ、と思う今日この頃です(笑)。